奈良仏像館(奈良国立博物館)の「至宝の仏像」が26日で終わります |
特別展
「仏像修理100年」と
「至宝の仏像」(きわめて大切な宝の仏像)
が行われていて、今月26日に終わります。
場所:奈良国立博物館
本館「至宝の仏像」
(なら仏像館開幕記念特別展)
東新館「仏像修理100年」(特別展)
日時:平成22年7月21日(水)~9月26日(日)
9時30分~16時30分 (日にちにより若干異なります)
この展示「至宝の仏像」(きわめて大切な宝)では 下記の当館秘蔵の役行者像も展示されています。この機会に是非「蔵王権現」の生みの親「役行者」に、お会いに行ってください。
役行者尊像(湯川屋所蔵)
弘安九年(1286年)六月一八日、仏師慶俊によって作られた修験者の祖・役行者座像。
( 現在は奈良国立博物館に寄託 )
木造役行者倚像 慶俊作 総高78.0センチ 鎌倉時代 弘安九年 ( 1286 )
吉野山上の湯川屋宅に伝えられた像で、役行者像としては現存最古の在銘の基準作となる。檜材の寄木造り、彩色、彫眼の像で、頭体の根幹部を前後二材から作り、背面材は割首して内刳りを施す。胎内背面の墨書銘から、本像は弘安九年に阿闍梨「長命」が大願主となり、大仏師慶俊が制作したことが知られる。長頭巾を被り、内衣・法衣(大袖衣)に吊袈裟を前け、さらに蓑をマント状に懸けており、後世に流布する役行者像の基本的な服制を備えている。温厚な老相に表された佳品で、鎌倉期の行者像の様相を知る上で重要である。
吉野荘湯川屋公式ホームページ http://www.yukawaya.com/
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